August 3, 2010

RNA学会年会

 待ちに待っていたRNA学会年会も、あっという間に終わってしまいました。大会長の鈴木勉さんのカラーが存分に発揮された大会、とても新鮮だったような気がします。特に、産総研の夏目さん、東大の菅さんといったテクノロジー指向の特別講演2題は、普段全く使わない脳の領域が活性化されたとでもいうのでしょうか、やったことはないのですが多分肩こりの時に針を打ってもらうとこんな気分になるんだろうなあ、と思ったぐらいです。家庭内手工業の域を出ない自分の研究スタイルに不安を覚えたことはないし、むしろ矜持の方が強かったのですが、なんだか竹槍でB29に突撃しようとしている様な気もしてきました。テクノロジーとは上手に付き合いたい。その思いを一層強くした次第です。

 その他驚くような話も満載で、この新学術領域の班員の研究室からも多数演題が出ていました。そのうちホームページでも公開されるものと思います。学会発表ぐらいで成果だと思うな!とかいう話もありますが、ことRNA学会の場合は論文が出る前のワクワク状態の話が満載なのが魅力でもあり、「今後大いに発展が見込まれる」、ということにしておきましょう。あまりよい表現ではないかもしれませんが。

今後の発展性という点においては、懇親会などであらためて周りを見渡したときの平均年齢の低さは嬉しいですね。僕なぞ、明らかに平均より上に属する世代でしょう。健全な社会の証拠です。これから若い世代にガンガン突き上げられるのでしょうが、幸か不幸か、今回もまだそれほどその突き上げを感じることはありませんでした。RNA学会に参加したのはまだ5回目なのですが、N村さんとY久さんで質問の時間の8割が占められているという構図はこの5年で全然変わっていません。以前当ブログで啖呵を切ってくれた某K君の参加がなかったのが残念ですが、この40代の2強の一角を崩すスラッガーは平成生まれに期待しなければいけないのでしょうか。頑張れ!昭和生まれ!

ともあれ素晴らしい学会を主催して頂いた鈴木研のスタッフの方々、本当にお疲れ様でした。あれだけの会が全くの手作りというのは、信じられないことです。ありがとうございました。

中川

3 comments:

  1. 学会おつかれさまでした!
    いろいろ、いろいろありまして、参加できず、残念でした。
    分生は参加しますので、お会いできるのを楽しみにしております。
    RNA学会も、次は出る、はずです。

    学部生、修士のころと比べて、腰が重くなっているのは、まずいなあ、と思っています。

    K

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  2. まあ学生のうちはやたらあちこちの学会に顔を出すよりは、自分の実験に打ち込んだ方が良いんじゃあないですか。そのかわり、いざ出陣の時は討ち死に覚悟で。

    中川

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  3. 分かりましたっ!!!
    討ち死にしても復活できるよう、修行しておきます!

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