December 13, 2009

冬ですね

街はすっかりクリスマス模様になり、もうそんな季節か、とわけもなく感慨にふけっています。

申し遅れました。鈴木研D1の中條と申します。
初めまして。 よろしくお願いいたします。

長谷川さんからバトンをもらいまして、百万読者のハートに響く何を書こうと思ったのですが、僕も社会問題には疎く、やはり研究に関連することを書こうかと思います。

さて、研究において大事なものとは何でしょうか?

学生の立場から考えれば、大事なのは、戦略か、努力か、それとも意外とものをいうのは執念深さなのかもしれません。
が、精神力と体力が一番の基礎となるのは論を待たないと思います。

先日ラボの先輩のD論を読んでましたら、臓器から大量のtRNAを精製しているところに出くわしました。
(以下、K野さんのD論より抜粋させていただきました)

「…最終的に57個、27kgの臓器から、195000 A260 units (=7.8g) のtotal RNA画分を得た。」

(ちょっ!!27キロの臓器?? じゅうきゅうまんごせんODのRNA??)

さらに、

「…陰イオン交換カラムによるラージスケールでの分画に関しては、カラムは口径8cm、長さ70cm弱、容量3.5Lのものを使用した」

(そんな巨大なカラムが存在するのですか!)

「…UV吸収が観測され始めたところで溶出液をフラクションとしておよそ10mLずつ、2100本回収した。」

(2100本って!!! いったいどうやってそんな量をさばくのでしょう!?)

先輩のD論を読んでいて、もう、驚きの連続でした。
先輩方は偉いです。
精神力と体力が半端ないです。
僕らももっともっと頑張りつづけて、いい仕事をせねばと思いました。


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さて、これから本格的な冬が到来するわけでして、風邪などひかれませぬよう、どうぞお気をつけください。


中條

P. S.
>鈴木研同期の木村君、バトンをお願いします。

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