December 6, 2013

分生で来日するRNA研究者たち(最終回)&Tokyo RNA Clubのお知らせ


明日、いよいよ理研シンポジウムRNA Sciences in Cell and Developmental Biology IIIです。ゲスト紹介の最後は、西倉和子さんです。現在米国Wistar Instituteの方でラボをお持ちですが、今回は分子生物学会に合わせて日本に一時帰国、ということで、泊さん経由でこのミーティングにも参加していただける事になりました。

西倉さんと言えばRNAのイノシン化修飾。RNAのイノシン化修飾と言えば西倉さん。
イノシン化修飾酵素のクローニングからその生理的な機能の解明まで、そのエレガントで美しいお仕事は脚本があらかじめ用意されていた訳ではありません。ヘモグロビンの研究に始まり、tRNAのスプライシング研究や修飾の研究。それから始めたガン研究がひょんなきっかけからイノシン化修飾の研究へと変転してゆくストーリーは、まさにブタノール酸の呪縛なのですが、その辺りの経緯はかつてのRNAの特定領域の伝説のNewsletterの素敵なエッセー(47ページから)に詳しいです。ちなみに、イギリスのMRCでのポスドク時代はJohn Gurdon研究室。山中さんとノーベル賞を共同受賞されたのでご存知の方も多いと思いますが、発生生物学者にとっては聖地ですね。そこのご出身だとは、全くもって知りませんでした。うーむ。勉強不足は恐ろしいですね。そろそろ無知なのは若いからという言い訳が聞かなくなってくる世代になってしまったので、もうちょい精進しなければ。。

ちなみに明日の理研シンポジウムに参加できないという関東圏の方。ご安心ください。鈴木勉さんがTokyo RNA Clubを企画しておられます。以下、勉さんからのメールを転載しておきます。

ーー
西倉和子先生が来日されることにあわせまして12月17日(火)に
Tokyo RNA Club -the 13th meeting- を開催いたします。
関連の研究をなさっている先生方にぜひご参加いただきたく、
ご案内申し上げる次第です。研究室のスタッフや学生さんにも
広く周知をしていただけますと助かります。

ポスターを添付いたしますので、掲示周知していただければ幸いです。
皆様のご参加をお待ち申し上げております。

日時:2013年12月17日(火)16:00~18:00

場所:東京大学工学部11号館講堂(本郷キャンパス内)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_12_j.html
(※スタバの横の入口を入ってすぐ左に講堂があります。)

※参加自由、事前申込み不要です。

世話人 鈴木 勉

No comments:

Post a Comment