April 19, 2012

Post-Keystone Symposia (2)

さて、今回のミーティングは、Kevin Morrisさんが言い出しっぺで、ちょっぴり権威付け?に長鎖ncRNAのオピニオンリーダーJohn Mattickさんと知る人ぞ知るアメリカンヒロインJeanne Leeさんを巻き込んで立ち上がった企画だったらしいのですが、おそらく、「小さなRNA」をメインテーマにしたのでは「ない」、初めてのncRNAに関する本格的な国際ミーティングだったのでは、と思います。できたてホヤホヤのミーティングの熱気は、「ホヤホヤ」なんて生易しいものではありませんでした。とにかく熱い。熱い。実に熱い。アッチッチ!!火傷しそうなぐらい熱気に包まれたポスターセッションが特に印象的だったのですが、参加人数からして規格外でした。企画当初は「100人も集まればいいかのー、ほれ」みたいなノリだったそうですが、ちょっぴりサバを読んだミーティング開催のプロポーザルでの予定参加者は150人ぐらい。いざ申し込みを受付てみるとあれよあれよと言う間に会場のリミットの180人を軽くオーバー。折角の「最初」の長鎖ncRNAミーティング、申し込み時のアブストラクトでセレクションをかけるのはやめよう、というオーガーナイザー3人の強い意思のもと、来る者は拒まず、千客万来、お客様は神様です状態にしていたら、最終的には300人ほどに膨れ上がってしまったそうです。キーストンの持ち味は親密なコミュニケーション。人数があんまり多くなるのは嬉しくないなあ、と、かなり早い段階で申し込みをしていた僕は持ち前の身勝手さを発揮して、神さまが見ていたら、これこれ、コツン、と頭を小突かれそうな疾しい心を持っていたのですが、いざフタを開けてみると、これが人数を全く感じさせない緊密さでした。公式参加者は300人。実際の参加者はみんなスキーに行っていたので50人。なんて事はありません。話をしたい人はすぐそこに見つかる。今は話をしているので近づけない。でも待っていれば自然とそういうチャンスも回ってくる。そういう時間がずっと続いていたような気がします。 肝心の内容に関しては、次回にします。 中川

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