先の泊研の論文紹介、望月さんの仕事ですね。始めてテトラヒメナのゲノムの再編成の話を聞いたときは、また、それがRNAiがらみで説明できると言うことを知ったときには、目から鱗が落ちる思いでした。仙台かどこかの発生生物学会だったでしょうか。学会初日か二日目ながら、早くラボに戻って実験したくてたまらなくなったのを良く覚えています。
さて、来たる五月、ゴールデンウィーク明けに、神戸理研の発生再生科学総合研究センターでRNA関連のミーティングがあります。僕が学生の頃なぞは年に一回か二回海外の研究者を見かける機会があれば良いほうで、基本的に国内にいては海外の研究の第一線に触れることはできなかったのですが、いつの頃からか、日本でも驚くほどに国際色に富んだミーティングが、それこそ年に数回以上、頻繁に開かれるようになりました。良い時代です。この手のミーティングの一つの楽しみは、普段論文でしか接することができなかった海外の研究者のナマの姿を直に見られ、しかも参加人数も少ないので突撃していけば話が出来るチャンスがあるということでしょう。もちろん実際にアメリカやらヨーロッパやらで行われるミーティングに参加すればそういうチャンスもあるのでしょうが、なにせそういうところでは我々は完全アウェー。現役ばりばりの海外研究者サロンでの楽しげな会話の輪に入っていこうと無理して曖昧な笑みを浮かべて背後霊のようにつきまとっていても、薄気味悪いと塩をまかれるのが関の山だったりします。その点こちらでは強いですね。英語の表示が全く無い近鉄電車の京都駅で切符も買えずにおろおろしている海外の大御所を窓口まで連れて行き、「高の原、二枚」と言ったりできますし、551の豚まんを買ってやって感謝してもらうことも可能です。
話がそれてしまいました。これからこのCDBミーティングに来られる研究者の方々を出来る限り紹介できればと思っているのですが、まずはGordon Carmichaelさんです。長くなりそうなので、続きは次回に、、、、
中川
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