August 19, 2012

班会議前夜

いよいよ明後日から班会議です。今回は佐渡さんが世話人、九州は博多での開催です。暑そう。お盆を越えても残暑の厳しいこの時期に博多というのは確かに暑そうですが、そういえば来月の若手の会も九州は熊本で暑そうです。暑いRNA。とはいえ、Googleで「博多」「夏」「暑い」と入れても、それほど暑そうなページはヒットしてきません。「熊本」「夏」「暑い」のほうは汗だらだらという感じのページがたくさん並んでいます。意外と涼しかったりして。

 話がそれてしまいましたが、この班会議という代物。学会とどう違うのか、昔は今ひとつよく分かりませんでした。初めて科研費の代表になって参加した班会議というのは10年ほど前の神経回路の特定領域の会議だったでしょうか。季節は同じく夏で、札幌での開催。涼しそう。いや、でも夏は暑いところでないと夏らしくないですから。やっぱり九州が一番!話を元に戻しますと、その札幌での神経回路の班会議はかなり大きな会場を借り切って、まるで大きな国際シンポジウムのような雰囲気。夜はScientific BrothersやSistersの後に金魚の糞のようについていって、北大近辺の屯田なんちゃらとかいう居酒屋に繰り出し、さながら維新前夜の志士のように口角泡飛ばし、上は天下国家の話題から下は実にくだらない話までダイナミックレンジ二桁ぐらいの幅広い話に花を咲かせていたような、、、その後神経発生関連の科研費には全く採択されなくなってしまったので、というかその方面での仕事が全くできていないので最近はすっかりそのときご一緒させていただいた方々とはご無沙汰しているのですが、まさに日本の神経回路研究者が一堂に会する場に初参加、社交界デビューだーっ!とかなり気合いが入ったのを良く覚えています。

 ただ、当時は学会とシンポジウムと班会議の違い、というのが良く分かっていなかったような気もします。その当時使っていたパワーポイントのファイルが残っていたのでチラチラと見ていたのですが、あまりinteractiveなものを目指そうという作りになっていません。そもそもが、その少し前にあった学会とタイトルと今後の方針以外ほとんど内容が一緒。それはある程度いたしかたないのかもしれませんが、特にデータに関してはそうなってしまうのが当然なのでしょうが、しゃべるだけで一杯一杯。その余裕の無さがスライドのそこかしこに散見されます。こういうのは一朝一夕には向上しないのかもしれませんが、班会議ならではの、実戦的なディスカッションが出来るような発表を準備したいものです。ん、2日前にこんなことを言っていてはけしからんのかもしれませんが。。。

中川

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