私たちの領域名に使われている「非コードRNA」。"non-coding RNA"の訳語として、それなりに使われている言葉ではありますが、むしろ「ノンコーディングRNA」の方がよく耳にしますし、そもそも日本語として少し変な気もします。なぜ違和感を感じるのか考えてみると、反対語に対応するはずの「コードRNA」という言葉が、日本語として存在しない(全く使われていない)からだと思います。
では、なぜ私たちの領域名は「ノンコーディングRNA」ではなく「非コードRNA」なのか? 実は、新学術領域研究(研究領域提案型)では、申請時に領域名の略称を付けなければいけない決まりになっているのですが、その字数制限が8文字以内なので、「ノンコーディングRNA」では字数をオーバーしてしまうから、という(割と後ろ向きな)理由です。
そもそも、"code"という言葉の日本語訳は、個人的にいつも悩みどころなのですが、皆さんどうしているのでしょう? 「タンパク質をコードする」「タンパク質をコーディングする」「タンパク質をコード化する」「タンパク質を暗号化する」??
泊
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