September 27, 2012

「RNAフロンティアミーティング」に参加して 2年たに組 くろぎ ゆうたろう


タイトルで怒られる前に謹んで自己紹介致します。
今回のフロンティアミーティングでは、ホームページ制作やPC担当、
飲み会の部屋提供担当(?)だった、

熊本大学 自然科学研究科
博士後期2年 谷研究室 の
黒木 優太郎と申します。


ミーティングレポートという事で、先日の会を思い出しながら書いていたのですが、
あまりにも拙い内容しか思い浮かばず、いっそ夏休みの宿題的な感じで押し切ってしまおうと思い、こんなタイトルになりました。
皆様、どうか「閉じる」を押す前に、赤ペン先生になったつもりで温かくご覧下さい。
会の概要や雰囲気については、これまでの皆様のレポートでたくさん紹介されていますので、開催前からの裏話を少しだけ。


今回、私らは会のお世話させて頂く側でした。
井手上先生が会場の手配等でお忙しく働かれている中、私ら学生は丸投げでお任せしていたのですが…。ある日、先生から「黒木君、HPの作成をお願いできますか?」との御依頼。
 という事で、私に関して言えば、このあたりからお世話開始でした。

さて、紆余曲折を経て今のHPを作成し終わりました。その後安心しきっている所へ、谷先生から「明日締切なんですが、参加しますか?」とのご提案。裏方から、舞台に立つ側に回った瞬間でした。

話は飛んで会当日。後輩達のテキパキとした仕事ぶりに圧倒されつつ、私は前の方でPC係としてふんぞり返っていたのですが、日頃の行いの成果がその日の夕方に現れます。
セッションが終了し、井手上先生による部屋割発表。谷研OBの方とご一緒でき、嬉しく思っていると、先生がやって来て…


「あ、君たちの部屋、飲み会会場なんだ。」と、井手上先生。
「ですよね。」と、私。

睡眠は諦めました。


いえ、いいんです。これこそがフロンティアミーティングの醍醐味。肝臓を半分くらい生贄にささげる気で来ましたとも。
そして夜。皆さんと楽しく飲んで、楽しく研究相談などをしている内に、だんだん記憶が怪しくなってきて、私の発表の出来も怪しくなってきました。

次の日の朝、絶対私らより飲んでいるはずの先生方が颯爽と朝食をとっている中、半分死にながら朝食を流しこみ、またPC係として踏ん反りかえります。すばらしい発表が続く中、私は翌日の自分の発表の怪しさに焦りを覚えていました。
そして夜。皆さんと楽しく飲んで、前のレポートを作成している越智さんと、「越智さん、片眉をそり落としたほうがいいよね。」というような感じで、会話の内容が昨日よりさらに怪しくなり、私の発表もさらに怪しくなっていました。

そしていざ発表。何度発表しても緊張はするものだと感じました。心臓バクバクで今でも何を話したかを覚えていない始末。しかし質問だけは忘れてはならぬと、メモをその場でとりつつ質疑応答。この瞬間だけは、二日酔いだろうが三日酔いだろうが頭を冴えさせなければ。…と言いつつも、反省点の残る返答。未熟さを噛みしめる結果となりました。
とはいえ無事にセッションが全て終了。準備期間を含めれば非常に長く関わってきた会だけに、今までのどの会よりも感慨に浸っていました。


最後にベストプレゼンテーション賞の発表。思えば2年前、まだ博士に進むか悩んでいる時、この賞と、そこで出会った友人に勇気づけられたのを今でも鮮明に覚えています。

そして今回の会でも、また勇気づけられる結果となりました。そうです、博士2年でもまた授賞させて頂きました。嬉しい事に、片眉をそり落とすかどうか話した越智さんも一緒です。そして何よりうれしいのが、4年生の後輩の西村さんが受賞した事。頑張りを見ているだけに、こっそり感動。
(ちなみに、西村さんの発表中にギュッとくまモンタオルをにぎりしめる井手上先生は、なんだかお父さんみたいでした。そちらにもひっそり感動。)

という事で、全員一丸となってお世話したミーティング。途中で怪しくなりながら、私もなんとかやり遂げる事ができました。
今回の会で得たものは、知識だけではありません。人との繋がりという素晴らしいものをまた得ることができました。これが、今の私の土俵際の綱の厚みとなり、最後の最後で踏ん張れています。こんな茶髪ロンゲの馬の骨にお付き合いいただき、ありがとうございました。
(ちなみに、これを書いている現在は黒髪短髪ですよ)


最後まで読んでくださってありがとうございます。
そして、会に参加された皆様方。本当にありがとうございました。
また、次の学会で是非、一緒に朝まで話させて下さい。


黒木 優太郎

1 comment:

  1. 古い話ですが、僕が学部生時代に、酒は万病の薬(それをいうなら百薬の長)、とかわけのわからんことを言っていていた先輩とか、寝ている間に眉毛を剃られて翌日はニコニコ笑っていて、なんだ、冗談ですんだのか、と思いきや最終日に文字通り力学的に暴れまくって手が付けられなくなって周囲を困らせた先輩とか、いろいろな都市伝説の逸話はあるようですが、サイエンスの世界でも少々酔っている方が良い発表が出来たりすることもあるかもしれません。でも、

    酒は飲んでも飲まれるな。

    なんて書いてみたりして。お前が言うなとか言われそうですが。ともあれ、聴衆を飲んだ発表、お見事だったと思います。いや、そんな疲れていたとは思いもしませんでした。若い!。スタッフの役割を含め、おつかれさまでした。

    中川





    中川

    ReplyDelete