September 26, 2012

ミーティングレポート


初めまして、熊本大学谷研究室所属の4年の西村と申します。
先日、熊本にて開催されましたRNAフロンティアミーティングにてベストプレゼン賞を頂いたので、つたない文章ですが、会の感想をミーティングレポートとしてご報告したいと思います。

個人的には、今回のフロンティアミーティングが初の学会参加で、もちろん発表も初めてと初めてづくしでした。発表すると決まったのはフロンティアミーティングのちょうど一か月前。院試が終わった直後の私に「発表してみない?」と先生。正直、研究を始めて半年程度のまだまだ未熟過ぎる私が、RNA関連の研究をされている方々ばかりが参加される学会で発表なんかしようものなら…、さらに口頭発表(!?)…と発表直前まで不安しかありませんでした。

しかし、終わった今となっては、発表することができ、本当によかったと思っています。
自分の研究について、先生方から貴重な意見・アドバイスを頂くことができましたし、他大学の方々にも懇親会などで声をかけて頂き、人見知り(見えないと言われますが)の私としては、発表したことが、相手に最初のドアを叩いてもらうきっかけになったのでありがたい限りでした。さらには、4年だからと先生方が優しく寛容に見てくださった上でのことと思いますが、賞まで頂き、私にとって非常に実りの多い会となりました。

発表できたことだけでなく、様々な研究についてお話を聞けたことでRNAの世界の広さを改めて知り、面白い研究に良い刺激を受けました。また、そのような面白い研究をされている方々と研究についてはもちろん様々な話をし、一緒に3日間を過ごすことができ、この会に参加してよかったと心から思います。

一番印象に残っているのは、やはり中川先生と谷先生の講演。 
敷居を低くして話をしてくださった中川先生の人との関わりの中での研究のお話、普段の研究室ではなかなか聞くことのない谷先生の昔の研究のお話。どちらのお話も先生方の好奇心に感動するとともに、今の自分、これからの自分について改めて考えるきっかけとなりました。

感じたことをうまく文章で表せないのが悔しいのですが、今まで知らなかったことを新しく知ることができ、自分自身の研究に対する姿勢に疑問を投げかけ、さらに研究を頑張って行こうと思えた非常に濃い3日間でした。

最後に、フロンティアミーティングでお話しをしてくださった先生方、一緒に熊本観光や雑談をしてくださった他大学の皆さん、大変充実した3日間をありがとうございました。また、どこかでお会いした時には、ぜひ声をかけてください。

中川先生のように素敵な文章が書ければよかったのですが、どうもうまくいかないので、下っ端の私はこの程度で、あとはベストプレゼンを受賞した先輩方2名にお任せしたいと思います。

写真は1日目のセッション終了後の集合写真。会の雰囲気が少しでも伝わるかと…

熊大谷研4年 西村佳菜子


1 comment:

  1. 西村さんの発表はこの半年で聞いたトークの中で最も印象深かったもののうちの一つでした。若手の学生さんには無限の可能性があると思います。でも可能性はそのままではただの可能性です。まだまだ先は長いぞ、とか言っている僕らおっさんを蹴散して、可能性を結果につなげていって下さい。

    中川

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