May 23, 2012

東北大 萩原

東北大学多元研の萩原です。今年度から公募班に参加させていただくことになりました。

私の専門は、生体分子の化学です。設計した分子を華麗に合成し、それが予想通りにうまく機能すると、素晴らしい達成感が得られます。これまでに、ミスマッチ塩基対を持つDNAに結合する分子、糖鎖・糖ペプチド、脂質二重膜に孔をあける人工分子などを作ってきました。現在は、標的のRNAと二本鎖を組むと共有結合を形成して非可逆的に結合する人工核酸を開発しています。この人工核酸は、使い方しだいで様々な応用が期待でき、非コードRNA研究においても色々な用途があるのでは、と考えております。皆様の研究において、もし何かお役に立てそうな事があれば、ぜひお声掛けください。

これからお世話になります。よろしくお願いいたします。

1 comment:

  1. 華麗な合成というフレーズが何とも言えませんね。本質的に新しい発見は常に新しい材料や実験系から生まれると思います。有機合成と分子細胞生物学は、分野としては近いようでなかなか埋められないギャップがあると思います。ぜひこの新学術をきっかけにそのギャップが埋められれば、、、と思っています。さて何に使えるか、、、領域会議までに色々勉強したいと思います。

    中川

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