January 12, 2012

Tokyo RNA club the 10th meeting

みなさま

遅ればせながら明けましておめでとうございます。

さて、少し先の話ですが、3月21日(水)にTokyo RNA club the 10th meetingを開くことになりました。ゲストはUT SouthwesternのQinghua Liu (ちんふぁー りう)さん、TRCには2回目の登場です。今回はいつもの慶応ではなく、東大農学部の弥生講堂アネックス「セイホクギャラリー」で行います。今のところ14:30頃スタートの予定ですが、詳細が決まったらまたアナウンスします。ぜひふるってご参加下さい。

Qinghuaさんは、ハエDicer-2のパートナータンパク質であるR2D2を生化学的に単離・同定し、Dicer-2には長いRNAを切断してsiRNAを作る役割と独立して、siRNAをArgonaute2に取り込ませる働きを持つということを初めて示した人です。彼は、未知タンパクの生化学的単離(いわゆる古典的な「ものとり」)が得意で、その後もRISC形成を促進させるエンドヌクレアーゼ複合体のC3POなど、次々と重要な因子を発見してきました。最終精製産物のゲルの写真は本当に美しく、いつもうらやましくてうっとりため息をついてしまうしまうぐらいです。今の世の中、「ものとり」がちゃんと出来るひとはとても少なく、伝統工芸・世界遺産みたいなものだと思います。今度のTRCでは、ぜひその秘伝のテクニックを伝授してもらいたいものです。

では、今年も本領域がますます発展する1年であることを期待しています。

領域代表
東大分生研・泊 幸秀

1 comment:

  1. 3/21のTokyo RNA Clubは、Qinghua Liuさんが急遽来日できなくなったために、キャンセルさせて頂きます。

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