こんにちは。九州大学、佐渡チーム(佐々木研)在籍の酒田祐佳と申します。
今回の班会議にて感じた様々な事を改めて振り返りたいなと思い、ついでにフライト怖かったな、とふと思いまして、若干遅め、関係ない事多めではありますが、そこここの出来事を気軽に書かせて頂きます。
さて、みなさま、出張時に「これだけは苦痛だけど避けては通れないもの」に出会う事はありますでしょうか?
私は、たいてい、くらいの頻度で恐怖にブチ当たります。
私は飛行機が好きではありません。
手荷物検査を通り抜けたあたりから、不快感、食欲不振、稀に軽めの過呼吸に苛まれます。そのかわりに、着陸後には生きている喜びをかみしめる事ができるので、まぁあながち悪いことばかりでもない…ワケないです怖い。ともかく、そういった落差が生まれる位には飛行機が苦手です。何度も乗っていてコレなので真正の飛行機嫌いかもしくは神経症です。とはいえ、最近ではそれなりに搭乗経験を積んだ甲斐あって「そう頻繁に落ちるものではない」ということは分かってきたので、それなりにフライトを楽しんでおります(震え声)。
さて、2014年初フライト。機種はボーイング777-200。かなり良い乗り心地、でもフライト総合点(安心度)は75点。実は飛行機恐怖症の人が何に怯えているのかを分かってもらうために審査ポイント(詳細)を書いていたのですが、まぁちょっとあまりにもアレだったので割愛することにします。要は、「落下」を私に連想させたかどうか、で決まります。実際、落ちないのはどことなく頭では理解できているんですけれども、急な減速による失速しているような感覚、垂直落下系の揺れ、謎の旋回などは非常につらいのです。
関係ありませんが、最近知ったことの一つに、ウィングレットというものがあります。
機種によって主翼の羽の先が羽先に対して90°方向に上に折れているあの謎の構造体、なんかダサいし感じ悪い(怖い)なと思っていましたが、翼端渦を減らすor効果的に利用するように出来る素晴らしい装備のようですね。恐怖症ですと、あれ一つとっても「何故あんな形をしているんだろう…大丈夫なのか…?!」と不安に思うので、出来れば機内にそういう事に対する説明書があったら嬉しいですね。そういえば、前回のカナダのミーティングで中川さんに「揚力は羽の面積に比例する」と教えて頂いたので、主翼に関する不安が軽減されたので、きちんと飛行機の飛ぶ原理を理解出来れば苦手は克服できるのかもしれません(物理未履修)。
閑話休題。
朝のフライトは8時と以外にも早かったため、後輩のS君は見事に予定フライトを寝坊でブッチしていました(爆)。朝は混んでいなくても手荷物検査場の締め切り時間がかなりキリキリしているようです。アナウンスの時間通りに「きっかり締め切る」そうなので皆さまもギリギリの搭乗にはご注意くださいませ。幸運にもフライト変更料の請求は無かったのでよかったです。
そして会議。
うわあああああああ、楽しい、生きてて良かった!!!!
と、生きている喜びをかみしめ、新しく得た知識をひたすらノートに書き残す。
帰ラボ後に満面の笑みでお留守番組だった後輩Cくんに、会議の内容をアレコレ話して聞かせ(てドヤ顔したりし)ましたが、優秀なCくんは、ああ、さわやかに、
「ああ、あの話ですね!!去年くらいまでのはフォローしてるんスよ、どうなったんですか?!」
と返してきました。
自分の記憶喪失っぷりにはたと気付いて唖然とするわたくし。
いや、毎日自分でやっているのでもない限り、詳細は忘れたりするものです(言い訳)。
なので、むしろ記憶喪失に陥っている人を、示したい結果まで過不足なく導いてくれるプレゼン力、過不足ない適切なイントロは本当に大事なのだと良く分かりました(今更)。「ラボのプログレスなんだから皆さん、知ってるでしょ」的、上から目線でイントロぶっ飛ばしたらそりゃブーイング受けまくるよな、と猛省したのでした(白目)。
個人的には、今回の発表では生化学実験の素晴らしさをひしひしと感じました。
特に、すばらしい歌唱力で人々を魅了されていた泊さんが発表されていたPRC2のcomponentとRNAの結合実験の結果は、よっしゃあああああああああ、的な感動でした。多分、佐渡さんも同じだと思います。単に勉強不足というのもあるのですが、自分は生化学がてんでDAMEなので、例えばEMSAでシフトしている結果を見てしまうと、細かい所にあまり疑問を持たないまま、そうか、くっつくのか…と鵜呑みにしがちです。
自分があまりできない(しない)実験だから、想像力が働かず懐疑的になれない…ていうか分からん…というのではなく、良い意味で懐疑的になれるようやっぱり勉強しよう、と大変勇気づけられました。
さて、またも余談ですが、今回の会場だったすばらしきホテル、XIVは、他の観光地にもホテルがあるのですが、学生時代に住み込みでアルバイトに行った(私は軽井沢でしたが)ことがあったので内心とてもわくわくでした。まさか生きてお客として足を踏み入れる事があろうとは。
いかんせん住み込みだとわんさか働かされるわけですが、お金もたまるし、素敵なレストランの表裏が見られるし、制服はかわいいし、同室の子と仲良くなれたり、女子ならではのグループ内のいざこざを垣間見たり、それはそれはいろいろな経験をさせてもらった思い出のホテル(こういう書き方するとアレですがものすごく楽しかったです)。
お客で行くと、たいへん平和で優雅でご飯がおいしかったし、労働者側とお客側を両方体験できたのでこれで晴れてXIVはコンプリートしたぜ、的な気持ちですヤッター。
万が一、アルバイトに興味のある方がいらっしゃいましたら、繁忙期ちょっと前に、
「リゾートトラスト 採用 アルバイト」でググってみてください。
再び閑話休題。
去年、カナダに行かせて貰った時から徐々にですが、おしゃべりできる同年代のひとたちが増えたのはすごく嬉しかったです。
「同年代は同じような悩みを持っているので、話してみると共感とともにガッツがわいてくる」と仲野先生が仰っておられましたが、まさしくその通りでした。
最近、修士を取った後に就職した、かなり仲が良かった大学の同期と会う機会がありましたが、しゃべっていても僅かな所で何かが共有できず、以前のようにはしっくりこない事に少し悲しい気持ちになった事がありました(涙)。なので、同業かつ同性の方々と将来の事や恋バナなど、ちょこっとでも話せたのは楽しくて、なんだか安心しました。同じフィールドにいる仲間は本当に大事なのですね(体感)。
そういえば、他に共感したこととして顕著だったのは、みんな、食べ過ぎで胃もたれ状態だったことでしょうか。出張名物「3食きっちり規則正しく」は(一人暮らしの)院生には泥酔後の二日酔いに匹敵するくらいの負担です。おいしいな~と出されるままにうっかりmgmgしていると、内蔵疲労でぐったりします。大半残したのに激重い朝ごはん…朝食べないという習慣のせいなのか…とはいえ「アレ、これ二日酔いなのか?何かだるい…」が私だけじゃなくてほっとしたのでした。
しかしながら、今回の発表の中でも、「低脂肪食の方が長生き」な論文が紹介されていましたし、たくさん食べるis goodは、成長期を除いては当てはまらない事実なのだなと(遠い目)。
チラ聞きなのですが、今回の懇談会のどこかで、誰かが、体重ふえると仕事の効率下がるんだよね…的な事を仰っていた気がします。実はmee toなのでその方とは是非(体感や対策を)語り合いたいのですが…お心当たりのある方は、是非ご一報頂けましたら幸甚に存じます。
二日目の夕食の後に開かれた懇談会では、すばらしい席替えシステムとカラオケシステムが導入されており、ものすごく楽しかったです。
Josephineさん、日本語だけでなく歌上手すぎ…すごい努力家だよなぁ…に始まり、締めの「浪花節だよ人生は」は最高でした。天は与える人には与えまくるんだなと確信しました。泊さん、素敵な歌声を本当にありがとうございました。
他には、荒木(喜美)さんのお隣をgetしたので気になるファッションのことや、気になるご夫婦の出会いのお話など、なかなかお伺いできないような事をお聞きする事が出来ましたィヤッター。素敵なデュエットもさらりと歌っていただいて、どうもありがとうございました。
そして会議は無事終わり、帰り、ボーイング777-300R、締めのフライト。総合点:60点。着陸間際に結構揺れたので心情的には大変でしたが、今生きているので良しとします。ああよかった。
フライトはともかく、三日間、本当に充実した時間を過ごす事が出来ました。私は今回に限らず、これまでにも何度か班会議に参加させて頂いてまして、その中でncRNAの話をたくさん聞けて勉強になる、励みになるというだけでなく、様々な方々と交流する機会が「なんとなくすごく楽しいもの」から「とても実になる重要なもの」に変化しました。
月並みな言葉になってしまいますが、すばらしい機会を本当にどうもありがとうございました。
ここで出会った縁を大切にしたいので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
大型新人、2年目のジンクスを感じさせない臨場感のある文章ですね。
ReplyDelete同世代で切磋琢磨していってください。
中川
中川さん
ReplyDelete長々と稚拙な文章を読んで頂いて恐縮です(汗
(楽しそうに研究されている)皆さまに続く世代をつくるべく、がんばります!!
泊さんが歌った、というのは、僕まで情報が流れてきました。ムービーもみました。その場に自分がいなかったのが残念でなりません。こういうポストを読むと、班会議にいきたくなりますね。
ReplyDelete河岡