April 18, 2012

Post-Keystone Symposia (1)

リアルタイムでミーティングの様子を伝えようとしていた目論見はものの見事に崩れ、気がつけば帰国してから2週間が経っています。ブログよりもTwitterの方がリアルタイムで物事が伝わるという理由が良くわかった気がします。まずそもそも部屋にネット環境が無かったし、コーヒーブレークはディスカッションやらなんやらと結構忙しいので、ちょっとブログでも書こか、という感じでもないのですね。Twitterのハシュタグ#KSRNAはそれなりに色々な人がつけていたようです。ようです、というのは、現在そのタグが使えていないので、全体像が分からないのですが、Googleロボット恐るべし、色々な記事を拾ってくれます。結構突っ込んだ内容も書かれているので、それを知ったどこかのお偉いさんが「ゴラー、これclosed meetingって言ってただろがー。どないしてくれるんじゃー」と、怒鳴り込んでタグ消滅、となったのでしょうか。ポジコンとして他のタグは使えるようなので、何かしら事情があったのか、それともそもそも期間限定だったのか、良くわかりませんが、試みとしては面白かったと思います。情報管理の考え方は世代間でいろいろ異なっていて、ちょっと昔だと情報漏洩するからよそのラボの人と仕事の話はするな、しても論文掲載が決まった話しかするな、とかおっしゃられる方もいたとかいないとか、個人的にはその感覚は信じられませんが、今でもそういう考え方の人はいるのかもしれません。この辺りかなり個人差があるところでしょう。ただ、これだけTwitterなりブログなりが発達してくると、情報というのは漏れるものだと。情報が漏れて困る、漏れないことを前提として始めて成り立つような仕事は、そもそも成り立たなくなると。そういった時代がくるような気はします。事の是非はともかくとして、時代というのは急速に変わるものですし、敢えて取り残されるのを良しとして取り残されるのは構いませんが、取り残されることに自虐的喜びを感じるというのは全然構いませんが、自虐的喜びその他諸々の事情を鑑みて携帯電話をいまだに持っていないのですが、取り残されるつもりは無かったのに取り残されてしまうというのは、ちょっと勘弁願いたいです。
さて、今回のKeystone Meeting。この、「取り残される」という感覚をひしひしと感じて帰国して参りました。これはヤバいぞと。気合いを入れて仕事をしようと。気合いを入れすぎて先週なぞ20年ぶりぐらいに徹夜で実験なんかしてしまいました。詳細は、次回に。

中川

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ちなみにこのブログの投稿メニューがリニューアルされたのですが、これまた使いにくい。拙速である。再考すべきである。とか言ってると時代の変化についていけず文句だけたれているなんたら新聞になってしまうので、この変化に柔軟に対応して、リニューアルした人の意図を汲み取っていきたいものです。OSXが変わるたびにブツブツ文句をいいながらも、結局最新版が一番素晴らしいと思ってしまう。そう思わせるアップルはさすがです。

1 comment:

  1. 再開しましたね、楽しみにしています!

    かわおか

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