初めまして。
阪大仲野研・宮川グループで研究をおこなっている博士二年生の伊藤大介と申します。
先月の非コード領域会議に参加した感想を、いまさら?と思われそうではありますが、投稿させて頂きます。
私は以前、2回ほどこの領域班会議に参加させていただきました。
そのときから、非コードRNAの裾野は非常に広く、色々な研究分野を持った方が色々な方面からアプローチされていることを実感してきました。
私の研究内容は、マウス生殖細胞におけるpiRNAの産生機構の解明です。
従って、私の主な興味の対象は当然、見ている分子が In vivoにおいてどのような重要性があるのか、ということにあります。
なぜ私がわざわざこのようなことを書くのか。
それは、やはり自分の質問内容が、自分の興味・視点、およびどこまで深く物事を考えているか、ということに大きく依存するという当たり前のことを実感させられたからです。
先述のとおり、この領域班会議には多様なバックグラウンドをもつ研究者、しかも非常に優秀な研究者が多数集まっており、発表後は鋭い質問が会場を飛び交います。
自分の質問と他人の質問を比較することで、他人がどのような興味・視点から物事を考えているのかを理解すること、また、自分が他人の研究をすると仮定したとき、どのように研究を進めるかという意識を常にもつこと、が大切なのではないかと痛感しました。
自分の質問が的確に伝わらなかったとき、質問することを躊躇したとき、他の研究者が目から鱗が落ちるような良い質問をしたときに、とても歯がゆい思いをするのは私だけでしょうか。
つらつらと駄文を書かせていただきましたが、私はまだまだ修行中の身でありますし、これからも優秀な研究者と議論し、少しでもそのような人々に近づけるよう努力していく所存であります。
皆様方、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
伊藤
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