こんばんは、再び河岡です。
若気の至りで、だいぶ雰囲気を乱した?ので、償うべく、努力していきたいと思います。
ちょっと前になりますが、TVでマグロ養殖成功までのドキュメンタリーをやっていました。
マグロの養殖、まったく興味がなかったですが(マグロには興味ありますが)、携わった研究者の方々のエピソードの熱さに、大騒ぎで見入ってしまいました。
なんと、成功までに32年かかったというのです!!!
研究をはじめて4年たらずの僕には、にわかには想像できない年月です。
(ちょっとうろおぼえですが、、、)
まず最初に、成魚をとってきて、どうにか卵をうませるところが大変です。
やっと生んでも、どうやらマグロの稚魚はとても繊細で、どんどん死んだり、共食いしたり、、、
共食いは基本大きいのが小さいのを食べる、ということで、水槽にはりついてサイズ別に水槽にうつしたり、、、
海のイケスにうつしたらうつしたで、なんせ環境が自然ですから、トラブルだらけです。
条件検討はそれは大変だったと思います。
イケスを南に移そうか、、、なんて、そうそうできるものじゃありません。
餌はなんだ、とか、、、
マグロは教えてくれないわけです。
32年のうち、そもそも、採卵に成功したのが2度だけだったと記憶しています。
そのあいだ、もうお金は出せない、とかいろいろあったそうです。
プロジェクトリーダーの方は、それでも、日本の食卓に安定してマグロを供給したい!、という熱い思いのもとに、どうにかプロジェクトを推進させたそうです。
既に養殖法を確立した魚を売って足しにしたとか、、、
最後の最後、2代目マグロがイケスでだいぶ大きくなったおり、台風が直撃して大多数が死に、絶望しながらもぐってみたら、成魚が(確か)6頭だけいて、というくだりでは、もう、泣くかと思いました。
ガッツポーズしました。
信念を貫いた人間のなんとかっこいいことか!
後日談ですが、このエピソードにやる気を出し、マグネシウム濃度をふるKの姿が、目撃されたそうです。